Aug 13-15(Fri - Sun), 2004
場 所:北の楽園
天 気:いろいろ
メンツ:ダイスケ(Rip Rap Organization)、ムネ(Slowtaper)、N@BBY、Mac.key

久々のTBレポート。
あちこちで「どうしたんすか?」って聞かれるけれど、ズバリ、オレらがいろいんなことに慣れてきていろいろがマンネリになった(もちろん知らないことの方がもっともっとあるんだろうけど)。昔は感動したことにも今ではそれほど感動しなくなったりとか、それを無理矢理TBレポートに書くのもどうかと。。。わざとらしい気がしてね。あれやこれや頭で考えてオモシロくしようとするより、沸いてくるオモシロさ・イキオイっつーものを大事にしたいし、それってオレらにしかできないことなんじゃないかなって思ってる。
オレらがノリノリでTBレポートを書いてねーのに見る人が楽しいワケねーじゃん。毎週あったことを無理矢理書くのがめんどクセー、簡単に言えば、そんなトコ。毎週楽しみにしてくれてる人には悪いなって思うけれど、申し訳ないけど、これが今の本音。



今回は、北の楽園トリップ<パート2>。7月に行った時は不完全燃焼だったからそのリベンジ。でも、前回悪かったから今回がイイとは限らないから、あまり期待しない(ようにしている)。
だからルアーも前回よりかなり少なめでボックススカスカ状態。このゆる〜い感じが魚に伝わってくれると助かるんだけどな。。。決してダラけて準備を怠っていたワケじゃないぞ。みんなのためを思っての計画的行動だ。

メンツはRip Rap Organization・ダイスケとスローテーパー・ムネ、N@BBY、オイラの4人。みんなタメだし肉体的・精神的にも頑丈なため、かなり気楽なトリップだ。チキバン、BFD軍団の菊池さん&吉崎くんらも来てるっつーから、現地であったら石でも投げてやるか。

 
* * * * * * * * * * * 楽園初日(ダイスケ編)> * * * * * * * * * * *

不安と期待の入り交じる初日はダイスケと。
今回でまともに会うのが2回目、同船するのは初めて。

水は前回と同様満水か。。。。
出遅れたため、上流にチキバン、下流にムネ&N@BBY艇。
さて、どうするか?

チキバンを抜いてやろうと上流を目指すが、
アオコ混じりのあぶくで汚ねー。
とりあえずチキバンの打った流れ込みを懲りず打つと、

「ボカンッ!」

まじかよ!?
チキバンの打ったあとってことじゃなくて、
ルアーに草がたんまり絡まってんだよ。
これにはダイスケと大笑い。
やる気満々なのか、目ぇつぶってバイトしてんのかわかんねーけど、
とにかく

「釣れるっ釣れるぞっ!」

まわりを見渡して、
くそ狭いけど水がきれいだから横の支流に行くべーってことで、
脇にそれることにした。

こっちは狭くて水量も多いから流れがきつい。
2人でがっつくとたぶん共倒れするから、
1人は操船、1人は釣りに専念して
釣ったら交代というフォーメーションにした。
ダイスケもオイラも釣りのペースが似ているからか、
今までロクに話したこともないのに、
いきなり意見が一致して気分良く釣り開始。
決して釣りはしやすくないんだけど、
こうやれば二人とも楽しいんだな。

とりあえず支流の入り口をTopBridgeのダーターでガボガボやると

「ボカンッ!」

乗らないけどここだけで3発ぐらい出た。

「釣れるっ釣れるぞっ!」

その後はこんな感じ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
TEATニヒトで幸先よく1本目。
釣りを初めてすぐに雨が降り出したが、けっこうアウトドア系のウェアに詳しいダイスケだが、船に積むの忘れてびしょ濡れ。
ますますルンペ○っぽくなった。
TopBridgeのダーターで流れ込みの奥で「ボカンッ!」。乗らなかったからフォローでヒックリー。3投ぐらいしつこく投げて流れ込みの出口でゲット。 風来堂のジョイントマスジで!
これ、けっこう出てたな〜。ダイスケってこれで釣ろうっつったらだいたい釣るんだよな。少なくともバイトは必ずとる。ん〜、ここが楽園だからか?
このころ、雨もやんで、ダイスケの服も乾いてきた。
ガボンッガボンッ…ガボンッ!
「ボカンッ!」
ようやくTopBridgeでつり上げた。こいつはまじで出まくるんだけど、バラしたりとかしてなかなか釣り上げらんなかったんだよ。
とにかくダーターはサイコー!


支流から出てくる頃にはすっかりバカッ晴れ。テツルアー『テツとんぼ・スーパースリム』でラの字。さすがテツルアー、そう簡単にバスは釣れない。


けっこう流れてるっしょ?
この流れにかけた魚がのっちゃってゴン引き。結局バレちゃったけどね。


服が完全に乾いたのを見計らって土砂降りになる。
でも、テツルアー『ヨドガワナガハル』でバスが釣れれば、そんなの全くお構いなし。
このあと針をはずす時にバスが暴れて、ダイスケの足首にフックが返しまで刺さるというハプニング発生。さすがテツルアー、そう簡単にバスは離さない。


これ、ダイスケの朝食。
『Funky Drinks』ならぬ『Funky Foods』。林家ぺーもまっ青だ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 
と、まぁ初日にしてリベンジ成功!

ダイスケもオイラも1本ずつ釣った時点でもう満足(安心?)しちゃって楽園モード。脳ミソが耳から少し出てた。このフォーメーションだと、操船してると前の人の一連の動作を見れるから、なかなかタメになるんだな。ビデオ見てるみたいな感じでオモロイよ。
あと、楽園といえども釣れない時間も結構あってたまに飽きてくる。釣れる時ってパタパタって何本か釣れることが多かったな。

今回のトリップでは、明らかにデカイの以外はサイズとかはかんなかったし、写真も全部撮らなかったよ。そもそも前にも書いたけど、オイラが楽園に期待することは、

「炸裂バイト&ゴン引きをたくさん味わうこと。
 それを一緒にトリップしたメンツ全員が味わい共感できること」


これがデカイのばっかだったら失禁もんだよ! おむつしながら釣りしねーといけなくなるね。
ま、デカイに越したことはないんだけど、不思議なことにいつもみたいに「あ〜、デケーの釣りてーっ!」って思わないのはオイラだけか?
そもそもトリップだから、いつもと違った気持ちで釣りに挑みたいってのもある。房総だと40前半の魚を2〜3本より、ブリブリヨンパチ1本のほうが満足度が高いからなー。グダグダ言ってるけど、そういう細かいことを気にせずバコバコ釣れるから楽園なんだな。

結局、チキバンもムネ&N@BBYも顔の筋肉ゆるんだようでヨカッタ。チキバンTomは前日と同じ場所でおそらく同じ魚(ヨンキュー)を釣ったらしい。こんだけ魚いても、イイ奴はいつもイイ場所にいるのかな?

さて、あと2日もあるのか〜ってニヤニヤしながらTVでオリンピックを見つつ爆睡。
(つづく)

 
* * * * * * * * * * * 楽園2日目(ムネ編)> * * * * * * * * * * *

すでに余裕の2日目。

今日はチキバンも混ぜてシャッフルでやることになり、
朝5時に待ち合わせ。
が、余裕コキすぎて30分ぐらい遅刻。
チキバンは、
「朝マヅメは釣れねーから」
といってたわりには、すでに浮いていて
流れ込みをビシビシ打っていた。

組み分けの結果、今日はムネと。
7月に来た時も釣れない状況の中、
二人で爆釣した思いがあるので相性がイイ。

しかし、昨日とうってかわって開始2時間ぐらい二人ともノーバイト。
「くそっ!釣ってやるぞ!」
というモードになることもなく、ただ川の流れに身を任せる。
実績のある流れ込みもノーバイト。。。
出たのはムネの激グサのう○こだけ。

「流れ込みを水洗便所代わりにすんじゃねーよっ!」
「風に乗ってほのかに香ってくるんだよ。ブツが流れてきたら置いてくぞ!」

幸いブツは流れてくることなく、その上、
しゃがんだ時に野バラでケツをやられたらしいので、良しっ!

ムネもすっきりしたところで昨日とは別の支流にはいることにした。
ここまで3時間ぐらいノーバイト。
八つ当たりがてらKAITYに電話をするとチョコチョコ釣れているらしい。
八つ当たりに拍車をかけたのち、早々に電話を切る。

とりあえず入り口付近をチェック。
怪しいゴミだまりに『ビッグマウス』を放り、ポーズ
……ボコンッ!とワンアクションで

「ボカンッ!」

来ちゃったよ。はじまったよ。相変わらずゴン引きだよ〜。
爆釣のゴングが鳴ったって感じでエンジン全開!
ムネはクソしてすっきりだし、オイラも八つ当たりしてスッキリだし、
爆釣の支流へ突入!!!

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
これが爆釣開始のゴングとなったヨンナナ。ビッグマウスで釣ってみたかったからサイコー! やっと釣れたよJack-O-Darter。なぜかずっと釣れなかった。この色好きなんだよね。見やすいし綺麗だし。 ゴン流れの流れ込みであっさり2〜3本釣った。そこに魚がいるとわかると、このエロいメガネの向こう側で、鋭いまなざしが光っているのだ。 今回も引き倒してる『反りとんぼ』。ムネは「チリボフは男のロマン」とか言ってるし、この男も相当脳ミソ溶けてるっぽい。
ちなみに「チリボフ」とは、チリチリと引いてきてボフッ!と出すメソッドのこと。詳細は、本人に聞いてね。


みんなが乗せるのに手こずった「マンモス」。ムネは6発目にしてようやく乗せたらしいが、オイラは出して一発でGET!ムネも「まじかよ?」ってビックリ!
ま、腕だな。っつーのは冗談で、オイラは楽園バスは目つぶって食ってくるのを知ってるから、こっそりフロントフックをひっくり返してつけてたんだよ。
ひひひっ!してやったりなので、こうやって釣るのもけっこう嬉しい。


今日一番エキサイトしたのがご存じSWaB「ゲロッパ」。こいつの底力っつーのを思い知った。爆釣も一段落した頃、なーんにもないシャローで魚っけを感じたからこいつを投げると「ボカンッ!」。追い食いで激しくバイトラッシュ!とうとう勢い余って垂直に飛び出したのはナナマルぐらいのラの字。あまりのイケイケっぷりに二人で大爆笑。ラの字を嫌がるムネだが、マジになりビミニを組んでジョー投入。…出ない。じゃーゲロッパ…ボカンッ!
足ではなくブレードの勝利?これで気を良くして使っていたらバスのバイトもかなりもらい、もう歯形で穴が開いたり傷だらけなのだ。ケロッパってナニゲにイケてんのか?
午後は思ったように釣れなかったが、ちょうどマヅメを過ぎた頃、帰りながら打った流れ込み「チリボフ」でヨンキュー。
この直前にも同じところで釣っていて、「もう1匹いるぞ」といって釣ったのがこれ。たいしたもんだよ、ホント。



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
  
またも支流で爆釣した。
ムネは入ってすぐの激流れ込みで何本かとり、怪しい場所はことごとく出た。
「ゲロッパvsヒックリー」
というエキシビジョン・マッチもあり、いつもの房総とは違った楽しい時間を過ごしたね。

「流れの強いところはラの字でないよ」
という言葉に安心して投げたジッタースティックに
1投目でラの字が食ってきたりと退屈しなかったよ、ホント。
今日の出だしの悪かったオレらだが、水路から出る頃には
船内がすっかり脳汁だらけになっていた。

夕方はあまり調子よくなく、
秋の気配を感じさせるウロコ雲や肌寒い空気も手伝ってか、
ちょっと寂しい感じだった。

たまに釣れるのでそのままフェードアウトかと思いきや、ムネのヨンキュー。
その後もさらにこいつばかり釣りやがる。
「オイ、もう投げなくてもイイだろ?」そんな空気を毛穴から放出。
ムネがその空気を察してか
「あそこ釣れるよね、マッキー投げなよ。オレこっち投げてみるわ」

釣れるのはムネ。
もういいや、やたら蚊に喰われてかゆすぎてリールが巻けねー。
とっとと撤収しようぜ。
なに?KAITY&ダイスケ艇がエレキが壊れて上がってこれねー?
置いてっちまえ!
(最終日、N@BBY編につづく)
  
* * * * * * * * * * * 楽園最終日(N@BBY編)> * * * * * * * * * * *

余裕すぎてちょっと寝坊気味。
起こされてビックリ!
めずらしく最初に起きたのはN@BBY。

「オレが起こしてやった」

を連発してるが、いちばん驚いたのは本人だろう。
過去に、起こしても起きないから
2度ほどクルマに置き去りにしたことがある。
もちろんそんな時に限ってオイラが釣っていたりする。
これがトラウマになっているらしく、
いつも、

「起きなかったらマジで置いてくぞ。」

と言っている。これが効くんだよなぁ。
でも、そんなN@BBYに起こしてもらってちょっと照れくせー。
今日は最終日だし、あんまのんびりできないからね。
感謝!感謝!

今日はそのN@BBYと同船。「どうも〜おひさ〜」
ひさびさの同船で軽快に釣り開始。
昨日とは打って変わってかなりの減水。
毎日同じ所にきてるけれど、毎日違うコンディション。
しかーし、今日も出だしが悪く、
超サイレントバイトに気づくのが遅くてダメダメムード。

「また今日もいきますか!」

そう、昨日ムネと調子の良かったところにいく。
N@BBYはまだこのトリップでここに入っていないから、
調子こいてガイドぶる。

「2名様入りまーすっ!」

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
SLOWTAPERのプロトを借りて小場所を攻めてみた。
6フィートのロッドなんてしばらく使ってないからね。
でも、このロッドを借りた時に釣れなかったことは無いんだよねなんて思ったら、あっちゅー間に

「ボカンッ!」

やっぱ筋でしょ!
今回、このライフベイトの「デルタポッパー」が炸裂!
何発もらったかわかんないね。
「また出たよぉ〜」
「この筋ヤッベェ〜。
 ここに住みたい」


「また来ましたーっ!!!」 N@BBYトリップ中最大の
ブリブリヨンパチ!

あまりに前で釣られすぎて、
この頃からオイラの笑顔が消える。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

またも支流で爆釣した。
出るところとでないところをソッコーで見極め、
いらないところは飛ばしたのが良かったのかな?
ん、単なるせっかちだろ?まーね。

途中でN@BBYが

「今日がいちばん楽しい!」

と言っていたのが何だか嬉しいじゃん!
ここは出るでしょ!ってところでは、

「Mackeyの極楽フィッシング」

を収録するも
結果が極楽じゃなくて没となったり、
かと思うといきなりN@BBYがヨンパチ獲ったり。。。
筋を出る頃には釣りたい汁が出まくってて、
頼みの綱の反りも効かず、

「頼んだぞ、ザキ!」

ビルダー山崎の創るトップブリッジ『ダディ』に替えた一投目で

「ボカンッ!」

なんてことがあったり、やっぱ小場所はおもろい。
午後はボートをあげ、帰り支度を済ませて今度はパリオカ。

「まだ帰りたくない。。。」

途中、アホみたいな豪雨に打たれながらも、
オイラとN@BBYはパリオカを続けた。

「まだ帰りたくない。。。」

ほんとに小学生の頃に暗くなって
ボールも見えないのに野球を続けたあの頃に似ていて、
思わず笑っちったよ。

「N@BBY、あんたバカだね〜」
「Mac.keyにいわれたかねーよ」

まさか、こんなに真剣なガキおやじになるとは
思いもしなかったけど、
今回トリップした仲間たちはみんなこんな奴ばっか。
いや〜、楽しかった。楽しすぎた。

このレポート書いてんのは2カ月以上たった10月末。
もう朝晩さみーっつーの。
1日に何億個もの脳細胞が死んでるっつーのに
我ながらよく覚えてるなって思うよ。
何年たっても先週あったことのように
みんなの記憶に残るようなトリップ。

また来年もしてーな。


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