今年初の
菊池さんたちとのセッション
川マスターたちの釣りは、
準備もすばやい!









幸先よく釣れたのは、
チッコイながらもマッチョ系の
サンキュウ。
「ぜってー釣ってやる!」と
豪語しちゃったもんで、
早朝シャウト!
May 1(Sat), 2004
場 所:いろいろ
天 気:くもり、風強っ!
メンツ:チキバン、テッチャン、イナゾー、N@BBY、Mac.key
    菊池さん、宮崎さん、吉崎くん

今年のGWトリップは、春先にイマイチブリブリのプリバスが獲りたりないので、ナイスバディちゃん捕獲作戦と題しブリバスを求めて北上することにした。他に関西・西の湖リベンジという考えもあったけど、このGWに長距離を移動するのは渋滞にハマったりして時間がもったいないので、1日ごとの移動距離を抑えるかたちで、大雑把にトリップを組み立てた。
トリップメンツは、久々のチキバンに加え、ギリギリで参加できたテッチャン、余裕で参加のイナゾー、当然参加したノビーとオイラ。
出発当日、初日は菊池さんから「久々にどう?」と誘われたので、ちょうど北上ルート上にある菊池さんのホームグラウンドでのセッション。ノビーの仕事が片づかないらしく出発が遅れるが、そもそもオレらは出発時間なんて決めてない。『朝マヅメに間に合えばいいんじゃん?』これがボカンスタイル。もちろん泊まるところなんか押さえない。

夜中の2時、お迎えがやってきた。ソッコーで荷物を載せ出発!
この広いボカン号がむさ苦しい野郎どもとテントやらなにやらで車内はいっぱいだ。ロッドなんか12本もあるゾ。微妙な時間帯で眠いのとトリップ開始のハイテンションが絶妙にミックスされ変な感じ。
そうそう、今年はただでさえ運のないオイラなのに、さらに「トリップ運」がないんだよね。去年の西の湖トリップなんか2日間どこへ行っても完全全ゾリ。チビバス釣ってちょっと満足してるピトシをブッ殺そうかと思った。でも、コンビニのお姉ちゃんの関西弁がやけにカワイク聞こえたからトリップ自体は楽しかったけどね。
それにハチロートリップ。こっちは3日間でバス2本、ラの字1本。みんなバス10本ぐらい獲ってるしバイトもアホみたいにあったのにね。でも、飯はウマいし、みんなが釣ってるの見てなんか満たされちゃったからトリップ自体はとても楽しかった。
っつーのがあるので、今年のGWトリップ、実はあまり期待していない。

高速を降りたところで里帰り中のムネちゃんも合流し、菊池さん・宮崎さん・吉崎くんらのもとへ向かう。コンビニで全員集合し、久々のご対面でゆっくり話したいところだけど、すでに夜が明けてきた。これだけの釣りバカが揃うとそうはいかない。すぐさま出船準備にかかる。

菊&宮&吉の菊池艇とノビー&ムネ艇はエンジン搭載。菊池さんらはオレらが準備をモタモタしてる間に「ブイーンッ!」と上がっていった。ガッツキっぷりは健在だ。川釣りマスターの極意のひとつか?メモっとこう(笑)。次に、ムネ艇も出発。このエンジン組のおかげで、4艇の大所帯でもノビノビフィッシングができそうだ。
エレキ組はというと、チキバンの自慰3艇とテツ&イナ&オイラのボカン艇。久々のチキバン、なんか釣りそうだなぁ。
テッチャンは未だ初バス獲れていない。このトリップではどうしても釣って欲しいし、その瞬間をこの目で見てみたい。この「テッチャン初バスなるか?!」ってのもGWトリップの楽しみだね。

テッチャンを先頭に乗せ、真ん中にイナゾー、オイラ操船で、テトラを攻める。
今日はムネちゃんが現在進めている『SLOWTAPER』のプロトロッドを借りている。6.ftだけど長さを感じることがなく、とても素直なロッドでキャストしやすい。とにかく新鮮なタックルでの釣りはオモシロイ。
それと今日こそ『テップX』で釣ってやる!とガンガンブチ込む。
おっ、いかにもな水門発見。

「Mac.key、水門のあの角、怪しくない?」

ニコニコドキドキのテッチャン。すかさずキャスト!

「う"ぁっっ!」

角手前で微妙なショート…一番見られたくないキャストにテッチャンも照れくさそうだが、とりあえずアクションすると…やっぱり出ない。
イナゾーもかなりそこが気になってるらしく、でもテッチャンに遠慮してんのかその脇あたりからジワジワ攻めてる。「あそこやばそーっ!」と「テツさんに釣ってもらいたい」が入り交じったイナゾーの行動が見ていてオモロイ。
そんな2人を見ながらも、オイラは何か手掛かりがつかめないかなって探っていた。テトラの奥か手前か?
なんてことのないテトラの隙間に『テップX』をキャスト。ゆっくり2〜3回首降らせて表に出てきたところで

「ボカンッ!」
「よっし出た!!」

さっきまではテッチャンやイナゾーよりも年上だからと大人ぶっていたけれど、 ロッドは『SLOWTAPER』、ルアーは『テップX』。おまけにここでの初ヒットとなれば、頭んネジなんか全てぶっとぶっしょ!

「うひゃしゃしゃ〜〜〜〜!」

バッコンバッコン飛ぶわ跳ねるわするけれど、軽〜くさばいてブチ抜きではなくハンドランディング(←やった!)上がってきたのはブリブリじゃなくて筋肉質なサンキュー。このサイズながらもけっこう引く。川バス恐るべし。

「Mac.key ホント 今年はスゴイね〜」

とテッチャン。ん〜、もっと言って。テッチャンよりも先に釣っちったけど、船内が俄然やる気になったから結果オーライ?オイラもノビノビ操船モード。
しかし、川ってのはいつもと違い打つ場所に困るね。房総だと、ダラッとしたシャローが少なく、岩盤やブレイクなど、わりと垂直なところをいつも狙うからただのシャローって飽きちゃうな。おまけに激浅だし。
アレ?いつのまにかチキバンも追いついてきた。すると、

「出たっ!」

って聞こえたかな?どうもKAITYっぽいな。ん、サンジュウだって? じゃー、このまま釣りしよう。オレらはノー睡が堪えてきて反応がイマイチ。サンジュウを見に行く気力はナシ。たまに凄まじいボイルが起こるので、その時はハッとしてすかさずキャスとするけど釣れない…。途中ですれ違ったプラッガーに釣果を聞くと1バラシ。しかし、有力な情報を得た。「ボイルしているのはナマズ」と…。

すっかり陽も昇り、暖かくなってきた。テッチャンもキャスト寝するようになってきたので、浅場に乗り上げしばらく爆睡。

 


今年も『反り』だね。
テトラの奥からヨンゴー!


サンジュウ。
いろんなサイズが釣れンな。
ふと目が覚めると、ちょうど他の3艇が対岸を打っている。

「どう?」
「オレが反りでヨンゴーとサンジュウ」

とN@BBY。さすが『反り』は場所をえらばねーな。他はバイトはあれども獲れていない。川マスター菊池艇も沈黙気味とは。そんな時、

「ボカンッ!」

すでに2艇+1人=6人が打ったあとでKAITY。ジャンキー『ミルヘッド・ターキー』でヨンロク!やるなぁおいっ!

結局この1本で午前終了。
午後になると、激風。しかも北寄りで冷たい。KAITYは「これはマヅメには止むよ」なんて言ってる。今日はなんかスゴイから信じてみよう。
今のところ、スイメンは波立ちかなりやりにくい。岸際なんてダップンダップンで釣れる気しねー。ガーッと上がって下りながら釣りをしようとエレキ全開。イナゾーが向きを変えようとロッドを置き換えた時、ロッドについていた『反り』が落水。

「あぁっ!」

すぐに転回して落ちた辺りを探すけれど、なぜかない…。波立っていて見にくいっつーのもあるんだけど、いくら探してもない。あの、去年のババショーでトミヤマ兄ペイントバージョンだったのに…。拾った人いたらご連絡ください。イナゾー、まだアレでバイトもないんです。あっ、御礼にイナゾーあげます。

テッチャンが、『ゾリトンボ』をイナゾーにあげて慰めたところで大移動。
テトラ、モシャなど、ゆっくり打ちながらマヅメで風が止むのを待つ。が、KAITY野郎〜ちっとも止みゃしねーじゃねーか! 菊池艇もサクサクと下ってきた。「だめだね〜」って言いながら相変わらずチョッ早スタイル。利根川でさえ1日で攻め切れちゃうんじゃない? メモっとこう。

さて、夕マヅメも過ぎ、すっかり暗くなったけど相変わらずダップンダップン…。
先頭でテッチャンがバックラしてるのもわからずガンガン打ったりしちゃうから、ラインが絡まること4,5回…。

「ゴメンね。オレがキャスとするとみんなが釣りできないよね」

と超ネガティブ発言も飛び出す始末(笑)。バックラしてなくても、風と波でボートがガタガタだからダメだったよ。
このまま続けてもイイコトなさそうなので敗退。
先に上がっていた菊池艇も獲れず。
チキバン艇も最後に戻ってきたムネ艇もバイトはあるもののとれず、ボラアタックを喰らったのみだとか。

菊っさん、宮崎さん、吉崎くん、カレオツでした。またオイオイやりましょう。今度はイイトコ見せてね(笑)
ムネちゃん、ロッドサンキュー。でも、頭のネジぶっ飛んじゃって魚かけた時のロッドの調子とか覚えてネーわ(笑)

その後、みんなで飯を食いに行ってトリップ会議。次なるポイントを『福島県いわき』に決定。
別れ際にみんなの写真を撮ろうと思いカメラを取りにクルマへ戻ると、
「アレ?…ない、ナイ、無い〜!!!」

チッコイバス釣ったぐらいだから大丈夫だろうと思ってたけど…速攻で不幸がやってきた。どっかに落っことしたらしい。ちゃんと置いてといたのになぁ。
まぁ、しょうがねーか。気を取り直して、ここからはオイラが運転。さて、ブッちぎるよ。

 


関東一デカイ川"利根川"
前日の雨で少し濁りが入り
流れも出ているが…
デカバスがいるとなれば
カンケーないっしょ!


[Rip Rap Organization]の大輔
結構歳くってんのかと思ったら
タメだった。
愛犬チキータはお留守番?


おいおいっ、N@BBY!
ウチの船をほかの人に
操船させてんのか?
っと思ったらザキだった…
(スマンッ!)。
N@BBYとは
10年以上の付き合いだが、
パッと見間違えるほど、
雰囲気が似てる。


で、こっちがN@BBY。
似てるっしょ?
あの外人集団もかなり
ファンキーだったけど、
このパンツもファンキーだよね。
それ流行ってンの?


今オイラは
ポッパーに興味がある。
っつーことで、
TopBridgeのプロトポッパーを
拝借。
音を出すポッパーじゃなくて、
パシャッと水を飛ばすタイプ。
今は、こういう飛沫タイプの
ポッパーが気になる。
May 2(Sun), 2004
場 所:いろいろ
天 気:晴れ
メンツ:チキバン、テッチャン、イナゾー、N@BBY、Mac.key
    あつし、ヒゲ

しょうがねーとか言いながらも、必死でデジカメのことを思い出しながら高速をブッちぎる。全然思い出せない…。カメラは買い直せばいいけれど、今日撮った画像が…。そんなことを考えながらもあることが気になってしょうがなかった。何やらさっきから酸っぱいオイニーがするんだよね。誰も何も言わないから気のせいかと思っていたけど、明らかに高校時代、3年間洗わなかった上履きのような懐かしいオイニーがする。

「おいっ!イナゾー。オマエ靴脱いでるか?」
「えっ?あ、はい…」
「ちょっとニオイ嗅いでみろ」
「(くんくん)…ううっ!
「やっぱ、おめーかよっ!ふざけんなよ、閉めきってんだからよ〜。
 今すぐ靴はけっ!」
「す、すんません(笑)」


サービスエリアによってガスを補給。新鮮な空気で車内と肺をリフレッシュ。気を取り直して再出発。

「!!!イナゾー、オマエ靴はいてんだろ?」
「え?はいてますよ」
「おかしい、なんか左の肩越しからまだ臭うなぁ。
 テッチャン、靴脱いでる?」
「え?脱いでるけど(くんくん)…そんなにオイしないよ。
 あっ!Tomさんじゃないの?(くんくん)
 くっせーっ!!! Tomさんだよ!」
「(Tom)にやにや」
「Tom…靴履いてろ」

そんな足クサイオイニーを充満させたボカン号、おかけで睡魔に襲われることなく無事にいわきに到着。待ち合わせのコンビニに行くと臥竜堂いわき店店長・ヒゲとアカシスタイル・あつしが、深夜なのににこやかに出迎えてくれた。

さっそくとあるダムへ言ってみることに。そこはノビーとオイラが4〜5年前にいわきに来たときに地図で見つけたダムだった。あの頃は何度か福島日帰りとか普通にやってたなぁ。前に来たときはボートを下ろしやすい場所がなくて釣りはしてないんだけど、ま、まさかあの急斜からボート下ろすのか?
しかし、思っていたより全然寒くないな。予報では最高気温が11℃と冬並っぽかったのにね。風も止んでるしちょっと浮いちゃう? っつーことで、オレらギラつきボカンはそのままナイトで浮くことにした。チキバンはテントを張り3時間ほど仮眠を取るということなので、朝マヅメに迎えに来ることにした。
ナイトチームは、やはりあの急斜面からアルミを下ろし、あつし&ノビーの「釣れちゃいそう艇」、テツ&イナゾーの「荒削り艇」、ヒゲ&オイラの「アゴヒゲ艇」に分かれて出船。初めての場所でナイトとはオレらも相当アホだね。でも、いても立ってもいられなかったんだよ。
ここは全体の7〜8割はオバハン。上流部に行くと岩盤エリアが多く、大小のワンドがところどころにありそのほとんどにゴミ溜まりがある。釣り人のゴミではなく、冷蔵庫とかそういう生活粗大ゴミ系が目立ってたな。ノビー&テツたちは上流へ、オイラはヒゲのナビでダムサイト方面へ。
ダムサイト方面へはオバハンエリア。ナイト慣れしているオイラの目でも、距離感がつかめず苦戦する。オバハンの中にもゴミがあったりしてね。
ワンドの奥では、コイがのっこんでる。「う〜ん、こりゃ釣れネーな…」

いわき悪党面軍団のヒゲ、初対面の時にはイナゾーがマジビビリしたほどだが、まじめでイイ奴なんだよ。こ同じく悪党面軍団の猪狩兄弟にしろ、見かけはイカチー奴に限って、話してみると気持ち良くてオモロイ奴が多いんだな。
teatのマッチョ棒がよく似合うヒゲは、かなりのブチ込みスタイル。ラインはPEの100ポンドでオバハンの奥へビシビシ決める。それも投げっぱなしのブチ当てじゃないからね。このマッチョ棒、キャスとしてみるとわかるけど、ロッドパワーをフルに使って投げるとかなり手首への負担が大きいが、ルアーを奥へ奥へ送り込むような、伸びのあるキャストが可能。ま、ロッド&キャストが良くても、ヘボキャストなオイラと同じノーバイト。

そうこうしているうちに明け方になり、ようやく辺りが見えてきた。おぉ、けっこうストラクチャーが多いね。ようやく釣れる気キャスト開始。
ん、ちょっと待てよ。明るくなってきたってことはチキバンを迎えに行く時間ってことか…さっきからKAITYから着信があるけど見なかったことに…。
3度目ぐらいでオイラはクルマのカギを持ってないからN@BBYに無線で連絡。
「…通じない。んじゃ、しょうがねーな。」
オイラはもはやチキバンどころではなく、目の前のワンドの奥の流れ込みだった。
「ここ出そうだな!」
「そうっすね!」

ゴミを見るやいなやあっさり『ジョー』まで登場させて「いわきブリブリ初バス」を狙うがノーバイト。
めぼしいところを軽く打ったところで、やはりチキバンのことが気になる。再度ノビーに連絡入れる。

「今どこ?チキバンやばくない?」
「そうなんだよ〜。
 いま戻っててもうすぐボート下ろしたところに着くよ。」


テッチャンとあつしがチキバンを迎えに行ってきた。ハイテンションで怒ってくるかと思いきや、オレらのノーバイト報告にホッとしたのか、ちょっと寝てスッキリしたのか普通の登場。これにはちょっと拍子抜け。その頃、アチコチでバスのボイルが起こりはじめたので、KAITYはテツ&イナゾー艇に乗り、Tomはオイラの船に乗り再出発。
オイラとTomが乗ると「癒し艇」となり、けっこう魚が獲れることが多い。ちょっと期待してみたりして。

他の船はアッと言う間に散っていった。相変わらずせっかちだな。しかし、ここは釣り人が少ねーな。房総のGWは銀座状態だからね。
オレらはゆっくりとワンド内を流す。あいかわらずガボガボとボイルが起こるからボイルで釣ったことなんか1回しかないのにヤル気満々。「近くにバスがいる」というビジュアル的な要素がオレらをその気にさせてくれちゃうんだな。おかげで眠くネーよ。
しかし、ヒゲとTomに1バイトずつあるけど乗らない。オイラはノーバイト。すると

「×□★◎×◎□★×□◎★!!!」

なにっ!なんか騒いでんぞっ!釣ったのか?!
ワンドを出てみるとどうやらテツ&イナゾー&KAITY艇だ。近づいてみるとKAITYがボイル読みして釣ったらしい。サイズはヨンマル。昨日今日とKAITY絶好調! N@BBYもチョウチンしてるところにボイルが起きて魚をかけたらしいが、チョウチンしたまま魚を上げたのでバラしたとか。ボイルで釣るとはなかなかやのぅ。
ここには関東ではあまり見ない鮎がベイトフィッシュの1つだ。鮎たちが群れている俗に言う「鮎ボール」なんてのも初めて見た。これに向かってバスが突進して来るんだな。前に来たとき、鮎釣りのオヤジどもを見かけたので、マッチ・ザ・ベイトを狙ってLuckyCraft『サミー(鮎カラー)』まで用意してきたのに、オイラは釣れネーよ。

午前はこんなノリで終了。いったん上がって臥竜堂いわき店へGO!
お店はジョーがヒゲの代理でわざわざ店番をしてくれていた。ジョー、ありがとう! そして猪狩兄弟の弟ファミリーも顔出してくれた。こういうのってスゲー嬉しいな。別のダムで浮いてきたらしいが全然ダメだったとか。嫁ちゃんは『タイポT』を着てくれてたよ。サンキューね!
中途半端に時間が空き、これまでの疲れが出てくるところだけどまだ『テッチャン初バスゲット!』というミッションが残っていた。そこでヒゲに
「ここから15分以内の場所で、昼間でも釣れるところに案内してくれ」
とハリウッド女優のような注文をつけて案内してもらう。
着いたのは、おぉ、懐かしい。やはりここも前に来たところだよ。あの木の下でコンバットポッパーで釣ったなぁ。そういう釣れた実績をテッチャンに植え付けてオイラはベンチで爆睡。
「Mac.key、行くよ!」
起こされると少し陽が傾きかけていた。
「ん〜、テッチャン釣れた?」
「…釣れない」


ということで、また朝のダムに舞い戻り今度は、ヒゲ&Tom&N@BBY艇、KAITY&テツ艇、あつし&イナゾー&オイラ艇に別れ浮いた。夕方になるとけっこう寒い。オイラは寒さにめっぽう強いが、Tイチではさすがに寒い。こりゃ夏でもクーラーいらねーというのもうなずける。地元民のヒゲですら、丸い体をさらに丸めて静かに震える始末。あつしは、クールにへっちゃら顔だ。
あつしとは今までいろんなところで会ってきてるけれど、肩を並べて釣りをするのは初めて。ロッドはもちろん『A-mode』、リールはオイラが今一番欲しいリール『ABU5600C(通称:赤ベロ)』にハネクラの白いPEライン。キャストもライナーでズバズバ入れていく。けっこう趣味あうねぇ。
足の臭さ以外目立たないイナゾー、トリップも折り返し地点に来たがいまだノーバイト。そこで登場、お得意の『 怪しいゴム製のポッパー』。お得意っていっても生涯ノーバイトなんだけど、よく投げてる。シャローで適当に打ってるとボイル発生。そのポッパーの浮いてる方に向かってきた。まさか?!
「ボカンッ!」
ちょっと後ろの方を持ってかれた感じだったけど乗らなかった…これってバイト?体当たり?

マヅメを迎え、あつしオススメの上流部の岩盤エリアを攻める。さっき、ゴミ溜まりでギル3連ゲットのN@BBY艇が先に浮いていた。まだバスは釣れてないようだ。
岩盤を見るとやたらと釣れる気が蘇ってきた。いつも岩盤で釣りしてるからかね。さっそく『反りトンボ』に結び替えマジキャスト。「カシャポンッ!」わずかにケツを岩盤にこすりながら落ちるビタキャストがやたらと決まる。ますますテンションアップ!
「プ…プル…プルプ…ル…プルプル…」
いつものぎこちない弱々しい揺らしアクションで決まりでしょと思いこんでたものの、結局ノーバイト。
他の船もみんなゾリ。ノビーのビッグギル3本で敗退。
こうしてショボイ釣果に終わった「いわきセッション」だったが、どうやらまだ早すぎたようだ。

最後に飯を食ったメシ屋で、スゴイのに出くわした。市原悦子ヨロシクの『日本昔ばなし』に出てくるような大盛りライス。これには一同「スッゲ〜っ!」。おばちゃん、きっとこの言葉が聞きたくてやってんだろうね。 ヒーヒー言いながらも完食!
「何から何までホントにありがとう!」
膨れた腹を抱え、ヒゲ&あつしに御礼を言い分かれる。


夜11時、腹が膨れまぶたが下がってきたところだけど、今日こそ風呂に入らねば…ということで24時間やってる温泉センターに到着。広々した風呂は気持ち良いね。イナゾー、Tom!クサ足しっかり洗っとけよ。
風呂から出て明日の会議。口ではすぐに移動してそこで寝た方がいいだろって言いつつもビール飲んでる始末。要はみんな移動する気ナシなので、明日の午前は捨てることにしてクルマとセンター内の二手に分かれ、朝までZZZ…。


なんだこのメシは!!!
っつってもヒゲは、
ペロリと食べてたけどね。



みんなもいわきへ行ったら
ココへ行ってみれば。
けっこう充実してるよ。


朝からスッキリした顔で
顔合わせることなんて
ないよな〜。


























一休さん、
何かひらめいた?
「あれだな…」


ほら、食った。
May 3(Mon), 2004
場 所:いろいろ
天 気:晴れ
メンツ:チキバン、テッチャン、イナゾー、N@BBY、Mac.key

いよいよ最終日。8時半にみんなスッキリ起床。日常生活以上に睡眠時間をとったので完全復活。センター内で寝たN@BBYは、満員の仮眠室からションペンしに起きたと見られるおやじを発見。すかさずオヤジのぬくもりの残る毛布にくるまりながら2秒で爆睡したとか(笑)オイラがハンドルを握り南下開始。午前セッションを抜いたのでゆとりある移動ができる。

午後は初日に来たところ。カメラが落ちてないかチト見るけど…やっぱないか。
テツ&イナゾー&Tomの「なにしに来たの?」艇、KAITY&N@BBY&オイラの「結果だしてます!」艇に別れ最終ラウンド開始。さぁ、テッチャン釣れるかね。っつーかこの頃には、オイラも「釣りたい汁」吹き出してるからそれどころじゃないんだけどね。


今回のトリップ、まだ魚を上げていないチーム

オレらは1本釣ったら席替えルール。チキバンと知り合ってしばらく経つけど、この組み合わせは初めて。いつも操船しているKAITYを真ん中に乗せ、『さぁ、思う存分釣ってくれ!』フォーメーション。N@BBYとオイラのサラウンド口撃を受けてブーブー言いながらも楽しそうだ。
この2人は、オレの中ではけっこう「釣る」ほうだと思う。キャストが上手いんだよね。初日も2人でヨンロク、ヨンゴー含む2本ずつ獲ってるし、どっちか早めに釣るだろうなってことで安心して操船。ワーワーとにぎやかに釣りをしながらノーバイト。「この2人の打った後だとペンペン草もはえねーな、おまけに釣らねーし失敗したなぁ」なんて思ってると、オイラの『反りトンボ』に

「ボカンッ!」

けっこうイイ出方だったけど、乗らず…。
なんてことない折れたアシの脇で出た。ちょっと船内に良いムードが漂うものの、その後はみんなノーバイト。
「あの関はわりと簡単に越えられるはず。
 越えるとまたいいえリアがあるんんだよ」
そろそろイイ時間帯。KAITYがそういうので、浅場は船から下りて押しながら上がっていくと、マサイ族の目を持つ目N@BBYが
「オメェーアレは越えらんねーよ。えれー段になってんぞ!」
「えぇ?そう?…あーじゃぁダメだねぇ」
いつもならこの失態に相当な損害賠償が発生するところだけど、今回はサービスにしておこう。
っつーことでポイントを絞り移動。「なにしに来たの?」艇に遭遇。思わず「なにしに来たの?」って聞きそうになったけどやめといた。
「どう?」
「だめだねぇ。」

実績テトラをテッチャンたちに譲り、オレらは一気に下る。
マヅメをなんとかイイポイントで迎えることができたが、今日も風は止まない。おいっ先頭!早く釣れよっ!
すると、N@BBYがいわきのギルに大人気だったあのリアル系ペンシルで

「食った」

淡々と言いチビッコゲット。「出た!」じゃないところがミソ。
席替えしてKAITYが先頭。N@BBYが操船変わろうかと言ってくれたけど、この風の中はけっこう厳しいと思ったのでオイラが続けることに。すぐにKAITYが釣るだろうから奴に変わってもらおう。オレらに挟まれ釣れる気しねぇとブーブー言ってたKAITY、さぁ、思う存分釣ってくれ。っつーか早く釣れっ!
N@BBYのリアル系を参考に、オイラは『サミー115』。昔釣りまくったんだよね。テトラにブチ込むと着水で一度潜ってさらに奥から顔を出す。そこでドッグウォークアクションを決めるわけだ。ハンドメイドものって、スケーティング系、テーブルターン系のものが多い気がするから、ものすごく新鮮なんだよね。
けど、こういったルアーだからってすぐ釣れるわけないじゃん。投げてみればわかるよ、あんまかわんねー。釣れねーし風は止まねーしおまけにバックラかますし…

「おいっ!先頭、早く釣れよ!
 お得意のチャガーだろ?パクッと食わせろよ!」

いつも釣れまくりと豪語するチャガーもオイラのプレッシャーには勝てなかったのか、いや、プレッシャーをかけなければ釣れて交替できたのかもしれないが、結局最後まで釣れず、オイラはエレキのハンドルを握りっぱなしだった。

しばらくして帰ってきたTom。気になる結果は、
Tom、ボラの体当たりにブチキレ!
テツ、激烈2バイト!
イナゾー、反りトンボの捜索

テッチャン初バスならずか。次はチャンスは月末の『TIGHTLINES釣り大会』か。ん、そういやTomが釣らなかったのは意外だな。
ま、こんな感じでGWトリップ終了。『ナイスバディちゃん捕獲作戦』『テツ初バスGET作戦』ともに失敗で不完全燃焼だが、楽しかったから良しとしよう。そしてこれに懲りてGWに北上するのはやめよう。

最後に今回セッションしたみんな、ガイドしてくれたヒゲ&あつし、カレオツで。房総に来た際にはオレらがナイスプロデュースをするのでお楽しみに!

 

   
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